フォルクスワーゲン(VW)の電気自動車

2017年10月19日、BEVであるe-ゴルフが発売されました。本国では2世代目のe-ゴルフとなるこの車両はEPA航続距離201kmと、旧型リーフ30kWhの171kmと新型リーフ40kWhの241kmのちょうど中間くらいの航続距離を持ちます。バッテリーが35.8kWhと中間サイズなので当然とも言えますね。このくらいのバッテリーサイズがあれば片道100kmくらいの場所への往復は簡単。冬でも宿で充電するか、帰りに急速充電1回で余裕です。チャデモ急速充電に対応しており、80%まで35分間で充電が可能です。Traffic Assistという渋滞時追従支援システムが搭載されており、0-60km/hの範囲で運転支援(ハンドル、アクセル、ブレーキを自動で操作)機能が搭載されています。テスラがリードしていたこのあたりの機能も、だんだん多くのメーカーで搭載されるようになってきました。
このモデル、バッテリーが大分進化してきているようで、トランクなどはガソリンモデルと同一容量が確保されています。トランクを上げ底にするのは多くのPHEVモデルで行われていますが、フォルクスワーゲンは容量を抑えてトランクを確保したということになるかと思います。上げ底トランクは荷物の載せ降ろしも大変ですしね。
e-ゴルフはオールマイティなBEVが欲しい方で、プレミアムカーが良い方に向いています。BMW i3より後発なだけに、より普通の車っぽく、実用性も高いです。

フォルクスワーゲン ゴルフGTE
フォルクスワーゲン ゴルフGTE

フォルクスワーゲンはPHEVモデルも出しています。ゴルフGTE PHEVパサートGTE/パサートGTEヴァリアント PHEV。GTEモードという、モーターとエンジンを協調させてハイパワーを生み出す機能が一つの特徴で、スポーツ性をアピールしたハッチバックになります。
まずゴルフGTE。EPA航続距離は32km(推測)、バッテリー容量は8.7kWhと、PHEVの中では長めの距離をモーターのみで走行できるため、電気自動車に近い使い方をしたい方にも向いていると思います。国産のアウトランダーPHEVと比べてバッテリーが小さいのにEPA航続距離がほぼ同じ理由は空力(=空気抵抗)。前面の大きなSUVはどうしても空力が悪化してしまうので、ある程度仕方ないかも知れませんね。
# 空力の小さい車両をイメージするには、、新幹線をイメージしてみてください。
ある意味オールマイティなゴルフGTEですが、急速充電のサポートはなし。通勤に使わないのであれば、ガソリン代の節約はあまり大きくならない点に注意してください。したがって、この車は通勤など毎日近距離の走行ニーズがあり、もちろん長距離のドライブも楽しみ、スポーツ風な走行を楽しみたい方に向いているでしょう。

パサートGTEはゴルフのセダンバージョンで、パサートGTEヴァリアントはゴルフのステーションワゴンバージョン。荷物が積める量で言うと、ゴルフ<パサート<パサートヴァリアント、となります。パサートGTEのEPA航続距離はゴルフGTEと同様に32kmと推測されており、バッテリー容量は9.9kWhとなります。パサートGTEのほうがゴルフGTEより大きい分、より大きなバッテリーでも同じだけの距離しかバッテリーのみで走行できないのですね。同様に急速充電のサポートはなく、基本車通勤であり、自宅充電環境があって、休日は長距離ドライブあり、スポーツ風走行の好きな方向けということになります。
このほかに、海外では、e-Up!というBEVが発売されています。残念ながら日本ではまだ発売の予定になっていません。e-Up!のEPA航続距離は128kmと、航続距離で見るとリーフの競合車種となります。

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